ビールスープとは?
Guten Tag! ふぁきえーすです。前回の記事を書いた後で今度はどんなドイツ料理を作ろうかと考えていた時、1年生の第2外国語の授業で出会った衝撃的な料理を思い出しました。その料理とは「ビールスープ」です。
このビールスープは伝統的な朝食では定番らしいのですが、初めてこの料理を知ったときには「夜にビール大量に飲んでさらに朝にもビール!?」とかなり驚きました。加熱調理しているのでアルコールは飛んでいるのですが、それでもなかなか衝撃的な料理です。
では実際に作っていく過程を見ていきましょう。
ビールスープのレシピ
今回参考にしたレシピはこちらの動画です。なぜわざわざYouTubeからレシピを持ってきたのかって?レシピサイトはコピペができないからだよ
まず用意する材料はこちら
500 ml Bier:ビール500ml
500 ml Rinderfond (Alt. Gemüsebrühe oder Kalbsfond):牛の肉汁500ml(ブイヨンまたは子牛の煮汁)
4 Zwiebeln:玉ねぎ4個
1 Knoblauchzehe:ニンニク1欠け
2 EL Butter:バター大さじ2
1 TL Kümmelkörner:キャラウェイ小さじ1
0,5 TL Muskatnuss (gemahlen):ナツメグ小さじ1/2(パウダー)
Salz (zum Abschmecken):塩(適量)
Pfeffer (zum Abschmecken):コショウ(適量)
Fürs Topping:トッピング
1 EL Butter:バター大さじ1
100 g geräucherter Speck:燻製ベーコン100g
3 Scheiben Brot:パン3切れ
1 Bund Schnittlauch:浅葱1束
キャラウェイと浅葱は入手できなかったのでキャラウェイはクローブ、浅葱は万能ねぎで代用しました。あとこのレシピでは抜けてしまっていますが小麦粉も必要です。これはとろみ具合を見ながら混ぜればいいので各自で調節してください。
Zubereitung:調理
- Schneidet den Speck in kleine Würfel sowie das Brot in grobe Würfel. Zwiebeln, Schnittlauch und Knoblauch werden fein gehackt.
ベーコンは角切りに、パンは大きな角切りにする。玉ねぎ、にんにく、浅葱をみじん切りにする
※このwerden gehackt は受動です。ドイツ語の受動は[werden+過去分詞]で作られ、過去分詞は文の最後に置かれるのでこのような形になります。
- Dünstet die Zwiebeln und den Knoblauch in der Butter an. Nun werden Muskatnuss und Kümmelkörner, als auch das Mehl untergerührt. Dabei entsteht eine Mehlschwitze.
玉ねぎとニンニクをバターで炒める。ナツメグ、キャラウェイ、小麦粉を加えて混ぜる。これでルーが完成します。
※ドイツ語ではこのようにda(そこ)+前置詞で作られた副詞がよく使われます。意味は前置詞に「そこ」を加えたものなので簡単ですが、複数の意味がある前置詞には注意しましょう。
- Jetzt wird mit Bier abgelöscht und der Rinderfond zugegeben.
ビールを注ぎ、ビーフストック(牛の肉汁)を加える

- Etwa 30 Minuten köcheln lassen.
約30分間煮込む
- In der Zwischenzeit den Speck in einer Pfanne auslassen. Falls er nicht fettig genug ist: einfach einen Esslöffel Butter dazugeben. Die Brotwürfel auch zugeben und ebenfalls anrösten.
その間に、フライパンでベーコンを炒める。脂っぽさが十分でなければ大さじ1杯のバターを加える。また、角切りにしたパンを加えて炒める。
- Lasst die Biersuppe mit dem Pürierstab kurz aufschäumen. Dann den Schnittlauch unterrühren.
ブレンダーでビールスープを短時間で泡立たせる。続いて浅葱を入れて混ぜる。(ブレンダーは持っていないのでこの工程は省きました)
- Schmeckt mit Salz und Pfeffer ab. Mit Speck- und Brotwürfel garniert servieren.
塩とコショウで味を調える。ベーコンと角切りのパンを加えて提供する。
※これは分離動詞なのでab|schmeckenの形で調べないと辞書で出てきません。分離動詞は忘れがちなので意味が通らない時は分離動詞を疑う癖を付けましょう。

作る前はどんな味になるか、苦くなり過ぎないか心配でしたが、完成するとビールの苦みが複雑な味を作り出すベーコンとパンが引き立つ絶品でした。皆様もぜひお試しを!Auf Wiedersehen!