サッカーを通じてスペイン語を~基本用語編~

サッカーを通じてスペイン語を~基本用語編~

ライター:大柴英斗

はじめに

スペイン語を学ぶみなさん!みなさんのスペイン語勉強のきっかけはなんでしょうか。僕はゆったり独学で勉強を進めていますが、きっかけはサッカーでした。ということで今回はこれを使ったらちょっとスペインサッカー通ぶれるスペイン語、スペイン語のサッカー記事を読むときなどに役立つかもしれないスペイン語を紹介していきたいと思います!

今年はヨーロッパNo.1を決めるEUROが開催予定(ほんとは去年だったけど)、そしてW杯も来年に近づいてきています。そんなときにちょっと通ぶってみましょう。深く突っ込まれて、浅いのが露呈した、とかそういうのには一切責任を負いませんのでご容赦ください(笑)

リーガ好きには「知ってるよ」って内容かもしれませんが、紹介だけじゃなく、コメント的なのも付けてるので、ぜひご覧ください。

スペインサッカー用語

ポジション名

とある試合の前のアトレティコ・マドリードの選手リストです。ここからポジション名を勉強していきましょう。

delantero(デランテーロ)

前線で攻撃を担う選手、つまりフォワードのこと。
スペイン語では”delante de”で「~の前で」を表します。こういったところを繋げて覚えていきましょう~

centrocampista(セントロカンピスタ)

centroは綴りを見たらわかるように、センターです。中央、ということ。
campoには大草原や広場という意味があり、ピッチを表します。ピッチの真ん中でプレーするミッドフィルダーのことですね。

defensa(ディフェンサ)

そのまんまディフェンス、守備を担うディフェンダーのことですね。

portero(ポルテーロ)

一般に使うと守衛、門番という意味。ゴールを守る最後の門番。ゴールキーパーのことです。

ポジション名はもっと細かく、サイドバックとかウイングとか、ボランチとか、いろんなのがありますが、それらのスペイン語についてはまた別の機会に紹介できれば、と思います。

capitán(カピタン)

キャプテンのこと。カピタンって言い方ちょっとかわいいよね。
ちなみにアトレティコ・マドリードのカピタンはコケ。(日本時には苔に思われるかもしれないけれど)本名はホルヘ・レスレクシオンなんだけど、ホルヘの音がコケと似ていて、コケと呼ばれている。実際にホルヘ!と何回も言っていると、コケになるのが分からんでもない。

crack(クラック)

スペイン語crac(誤植じゃないです)は英crackと同じで「亀裂」とかそんな意味をもつ言葉。しかし、スペイン語でcrackというと名選手というような意味になります。天才的な選手をcrackってな感じで絶賛します。英語からの借用なのかな?なぜcrackなのかはいまいちわかりません。相手チームに亀裂を入れるから?

試合中に使える言葉

続いては試合を見ながら使える単語です。家族や友人と一緒に見ながらこの言葉を発し、分かっている感を演出しましょう。

tarjeta amarilla(タルヘタ アマリージャ)

tarjetaは「カード」、amarillaは「黄色」を意味します。tarjetaが女性名詞なのでamarillaとなっています。黄色いカード、つまりイエローカードのことですね。

tarjeta roja(タルヘタ ロハ)

rojaは「赤」です。つまりレッドカード。

gol(ゴール)

これはそのままですね。ofの意味の”de”を付けて、gol de llorenteとすれば「ジョレンテのゴール」ということになります。

golazo(ゴラッソ)

めっちゃ凄いゴール、すなわちスーパーゴールのことを言います。
さらにsuperをつけて、スーペルゴラッソなんて言ったりもしますね。
↓こういうのがゴラッソです。実際、動画タイトルが、
“Golazo de Fernando Torres”(フェルナンドトーレスのゴラッソ)になっていますね。

doblete(ドブレーテ)

形からもなんとなく分かると思いますが、「ダブル」ということ。つまり同じ選手が1試合で2点決めることをこういいます。
日本語で使うなら「今日の試合はスアレスのドブレーテでアトレティコ・マドリードが勝利した」みたいな感じです。

paradón(パラドン)

こちらはスーパーセーブのことです。
以下の動画を見れば、実況が” ¡Qué paradón de oblak!(ケ パラドン デ オブラク)と3回叫んでいることが分かります。そのまま英語に置き換えるとwhat save of oblakで、「オブラクのなんてセーブだ!!」ってな感じ。

manita(マニータ)

スコアが5‐0となることです。スペイン語で手をmanoといいますから、片手5本指で数えるという意味でマニータなのでしょうか。調べていると「片手」という意味や「赤ちゃんの手」という意味があるとか。(辞書には載っておらず)赤ちゃんの手という意味があるなら「赤子の手をひねる」的な簡単な試合だった、みたいな意味もあったりしたら面白い。(推測ですが…w)
話それますが、赤子の手をひねる、なんて良心が働いて出来ないですよね。

リーグに関する用語

LaLiga(ラ・リーガ)

Ligaはリーグのこと。LaLigaはスペインで行われているリーグ形式のコンペティションを指します。現在はスポンサーにSantanderという銀行がついており、LaLiga Santander(ラ・リーガ サンタンデール)が現在の1部リーグ、LaLiga Smartbank(ラ・リーガ スマートバンク)が現在の2部リーグの正式な名称です。

primera división(プリメーラ・ディビシオン)

primeraは「1番目の~」「第1級の」という意味。つまり1部リーグを指します。いちいちdivisiónまで言わず、primera(プリメーラ)とだけいうパターンが多い印象。イングランドのリーグでも「プレミア」って言いますが、これも同じく「1番目の~」てな意味ですね。

segunda división(セグンダ・ディビシオン)

segundaはセカンド、つまり「2番目の~」ということです。つまり、2部リーグのことを指します。

derbi(デルビ)

ライバルチーム同士の一戦を指します。クラブ同士のライバル関係は様々ですので、調べてみるのも面白いかも。同じ町や同じ地方だと、「その地区の王を決める」という感じでライバル関係だったりしますね。例えば首都マドリードには多くのクラブが存在しますが、その中でも、アトレティコ・マドリードとレアル・マドリードの一戦はDerbi Madrileño(デルビ・マドリレーニョ)ないしEl Derbi(エル・デルビ)と呼ばれます。

El crásico(エル・クラシコ)

crásicoとはclassic、つまり「伝統的」ということで、英訳すると”The classic”「伝統の一戦」ということになります。サッカーにそんなに詳しくない方もご存じであろう2チーム、バルセロナとレアル・マドリードというスペインが誇るメガクラブ同士のマッチアップです。ライバル関係はばちばち。だからこそ、バルセロナの下部組織で育った久保建英のレアル・マドリード移籍は衝撃でした。

終わりに

いかがだったでしょうか。今回は基本用語編ということでしたが、次回はクラブ編という字ことで、クラブやファンの愛称などを紹介しようと思います。

サッカー関係の用語のみですから、「これを知ったところで」というように思う方もいるかもしれませんが、こういう親しみやすいところからスペイン語に興味を持ったり、とりかかったりするのもアリだと思います。

実際、こういった用語やそこから見えてくるスペイン語のルール(冠詞とか発音とか)に触れておくと、文法書などで勉強するときにもハードルが少し下がってとっつきやすくなると思います。

記事をご覧になって、分かる方には分かると思いますが、筆者はアトレティコのファンです。よって、紹介の仕方や記事の内容がアトレティコに寄ります(断言)。公平ぶるつもりはないです笑。それをご了承の上、記事を読んでいただけたらなと思います。

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