東北大学のフランス語(二外初級)

東北大学のフランス語(二外初級)

ライター:大柴英斗

東北大学に合格されたみなさん、おめでとうございます!
コロナ禍でのイレギュラーな受験で、大変なこともあったかと思います。お疲れさまでした。

さて、「大学生になったら第二外国語をやらなければならない」というのはご存じですかね。「いろいろ選択肢があるけど、何語をやったらいんだろう…」とわからないことも多いと思います。
ということで、今日は弊学の第二外国語フランス語初級についてお話ししたいと思います。

本記事は筆者の体験に基づくものです。フランス語の場合、先生が多くいらっしゃいますので、先生によって授業の展開や試験の難易度は変わってくるでしょう。また、第二外国語は1年生の前期と後期で開講されますが、筆者は単位認定制度を利用したため、1年の後期の授業は受けておりません。悪しからず。

授業内容について

 フランス語の授業は週に2回でした。日本人の先生による文法の授業と、ネイティブの先生による発音や会話の授業が1回ずつあります。授業の進度は比較的ゆっくりかつ丁寧だったように思います。授業をある程度聞いて、宿題などをちゃんとやっていれば、テストなどで困るということはあまりないかと思います。

 どちらの授業も、出席番号順だかで、授業中に指名されることがありました。そこでの答えで減点とかはなかったように思いますが、基礎的なことを聞かれるので、授業内容を追えているかいないかは結構ここで分かる気がします。心配しなくても、授業をある程度聞いていれば答えられます。(ここは本当に先生による部分でもありますが)

宿題等について

 文法の授業では、授業でやった文法事項についての文法問題を8問ほど解いてくるという課題が時折(ほぼ毎回だったような、そんなこともなかったような、記憶が曖昧ですみません)出されていました。10分15分あればできる課題なのでそんなに重くないです。

テストについて

 文法の授業は、時折やる小テストと最後にやる期末テストの合算でした。習った文法事項についてちゃんと理解していればできる無難なつくりだと思います。(もちろん覚えることはそこそこありますよ)
これはあまりよろしくはないかもですが、試験を乗り越えるためだけなら、試験開始直後とかに活用表書き出しちゃったりするのも手ですよ。

 発音会話の授業は、最終テストは面接でした。聞き取って、単語の意味を解釈して、答えを自分で構成して、というのが必要なので少し総合力の問われる試験かもしれません。しかし、あらかじめ「こんなこと聞くよ」とパターンが示されます。対応できるように練習しておけば、大丈夫だと思います。
 文法のテストで悲惨な結果になった友人がいましたが、直前で面接想定練習を行った結果、なんとか彼は単位を取得しました。同じクラスになった友人(ないし知り合い)と練習しましょう。

単位認定について

 フランス語の初級は仏検3級を持っていれば免除されます。詳しい申請方法とか、成績への反映は教務課に確認していただくのが一番だと思います。

 初学の人で「授業がつらいから単位をとるためだけに仏検をとろう」というのはお勧めしません。授業をまじめに受けるほうがラクだと思います。
 逆に、フランス語が好きでやる気が有り余ってるって人はチャレンジしてみてもいいかもしれませんね。
 6月とかに試験があったと思いますが、そこで取れば後期は受けなくてよくなります。(展開フランス語っていう上のクラスに行くのもありかもしれませんね。)

フランス語のすすめ

 フランス語は結構英語に似ていて面白いです。自分の場合、フランス語やるようになってから英語の成績が上がったように思います。形態が似ているので、常に比較しながら勉強していて、それが一方で英語の復習にもなっていたのかな、なんて思います。
 フランス語の初級単語が英語の難単語として出てきたりして、「フランス語と一緒じゃん」「これもフランス語(ラテン語)由来なんだ~」って思ったりして楽しめました。

 またフランスは、美術、映画(ヌーヴェル・ヴァーグ)、哲学、文学、スポーツなど様々な分野で魅力的です。フランス語を学ぶことでそういった部分に派生していける点もよいポイントだと思います。
 フランスだけでなく、フランス領であったアフリカの国々の分化に触れることなんかもできるかもしれませんね。

終わりに

 重ねて申し上げますが、これは1授業(2人の先生)に関する一学生の個人的な体験に基づいています。その点をご了承の上、参考程度にご覧ください。

 第二外国語、不安や面倒を感じるかもしれませんが、せっかくの機会ですので、その言語が使用されている国の文化に親しむなどして、楽しんで学習してください!

 質問等あれば、言語研Twitterや大柴のTwitterのDMなどまでご連絡ください。答えられる範囲でお答えします!

 では~。

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