Guten Tag! 東北大学言語学研究会のhiraです。ドイツ語を勉強中の、工学部2年生です。
前回の記事では「〇〇は××です」という、肯定文をどうやって作るかを学習していきました。覚えてますでしょうか、「動詞は2番目」。
今回はドイツ語で「〇〇は××ですか?」「いつ〇〇ですか?」などといった、質問するような文章をドイツ語で書いていくにはどうすればいいか。それを学習していきましょう。今回を通じ、ドイツ人に何か質問できるようになればかっこいいですね!
「はい」「いいえ」で答えられる疑問文
まず「〇〇は××ですか?」といった、「はい」か「いいえ」で回答可能な疑問文(決定疑問文)について学んでいきましょう。
君は料理をするのが好きかい?
という文章を作りたいと思います。ドイツ語には親しい間柄で使われる2人称「du」があるので、今回はそれを使っていきましょう。
まずはそれぞれの語句を、ドイツ語に訳していきます。
君は/料理をする/好む du / kochst / gern
2人称親称(親しい間柄で使う2人称)のduが主語なので、「kochen(料理する)」の語尾がstに変化します。そして「gern」は「~を好んでする」という意味の副詞です。
そしてこれを「はい」「いいえ」で答えられる質問にするためには、動詞を文頭に置くのです。
料理をする/君は/好む? Kochst / du / gern?
これで相手に料理をするのが好きか、質問できるわけですね。このように、「はい」「いいえ」で答えられる疑問文は、必ず動詞が文頭に来るのです。
5W1Hを問う疑問文
そして「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「なぜ」「どうやって」を問う「補足疑問文」の作り方を記していきたいと思います。英語ではそれぞれWhen,where,who,what,why,howと訳されるこの単語を、「疑問詞」と言います。
まずは下の日本語での疑問文をご覧ください。
あなたは何を飲むのが好きですか?
この語句をまた一つずつドイツ語に訳していきましょう。
あなたは/何を/飲む/好む/? Sie / was / trinken / gern / ?
2人称敬称「Sie」が主語の場合、動詞「trinken(飲む)」の語尾はenになります。そして「何を」は疑問詞「was」となります。
そして補足疑問文においては、疑問詞が文頭に、動詞が2番目に来るのです。
何を/飲む/あなたは/好む? Was / trinken / Sie / gern ?
これで完成です。これで補足疑問文も作れるようになったわけですね。
そして以下は疑問詞の一覧です。「誰が」がない理由は、後述します。
wann いつ | warum なぜ |
wie どのように | wo どこで |
wohin どこに向かって | woher どこから |
そして「誰が」がない理由ですが、これは格変化するのです。(格変化って何? って方はこちらの記事をご覧ください!)
以下の通りとなります。
1格(~は) | wer |
2格(~の) | wessen |
3格(~に) | wem |
4格(~を) | wen |
というわけで今回はドイツ語で「○○は××ですか?」「何が○○ですか?」という疑問文の作り方を学んでいきました。本記事が皆さんのドイツ語学習に役立てられたのなら幸いです。
それでは皆様、またお会いしましょう。Auf Wiedersehen!