ドイツ語の文章の作り方 ~動詞は2番目に!~

ドイツ語の文章の作り方 ~動詞は2番目に!~

Guten Tag! 東北大学言語学研究会のhiraです。ドイツ語を勉強中の、工学部2年生です。

今回はドイツ語の文章をどう作るかを学んでいきます。「〇〇は××だ」といったドイツ語の文章を、今回の記事を通して作れるようになるはずです。

それでは一緒に、ドイツ語を勉強していきましょう!

 Er(エア) tanzt(タンツト) mit(ミット) dem(デム) Mädchen(メッドヒェン).
 彼はその少女と共に踊る。

 上の文章のような、「〇〇は××をする」、「〇〇は××だ」といった文章を平叙文と言います。そして平叙文において、語順にはたった一つのルールがあります。それは、動詞を「2番目に置く」ことです。

 上の「彼はその少女と共に踊る」を例に考えて見ましょう。まずは日本語の語順そのままに、単語をドイツ語に変換していきます。「共に」が前置詞「mit」で、これは3格支配なので中性名詞「das Mädchen(少女)」の冠詞は3格のdemになるわけですね。

  彼は/その少女と共に/踊る
 Er / mit dem Mädchen / tanzt 

 そして動詞の位置を二番目に移動させるのです。

  彼は/踊る/その少女と共に
 Er / tanzt / mit dem Mädchen. 

 これで完成です。このように、ドイツ語の平叙文では必ず動詞が2番目に来るわけですね。

 誤解の無いように付け加えておくと、これは「動詞が2番目の単語になる」というわけではございません。例えば下の文をご覧ください。

 Mein vater geht heute zum Krankenhaus.
 私の父親はきょう病院に行く。 

 この文は「gehen(行く)」が人称変化した「geht」が動詞部分になっています。単語としては3つ目になりますが、「Mein Vater(私の父親)」で一つの語句になっているので、語句としてはgehtは2番目になっているわけですね。

 付け加えると、この動詞が2番目に来る、というルール以外は、ドイツ語の語順は自由にして良いのです。特に強調したい語句がある場合、それを文頭に置くことになります。

 Heute geht mein Vater zum Krankenhaus.
 きょう私の父親は病院に行く。 

 これで皆さんもドイツ語で文章が作ることができるようになったはずです。今後も一緒に、ドイツ語を勉強していきましょう。それでは皆様、Auf Wiedersehen!(さようなら!)

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