ゆるりと学ぶカルムイク語

ゆるりと学ぶカルムイク語

 皆さんこんにちは、会長です。前の記事で簡単に言及したように、とりあえずカルムイク語について適当に書いていこうかなと思います。原文がロシア語のものを使用して記事を書いていくので、もしかしたら様々な理由で間違ったことを書いているかもしれないので、そこらへんは有識者の方に訂正していただこうかなと考えています。私はカザフ語は日本人の割には分かるかもしれませんが、それ以外の言語は正直言ってよく分かりませんしね。

 (ちなみにノガイ語についても適宜資料は読むようにしているのでそのうちある程度ネタが集まったら記事か何かになるかもしれません。)

 ひとまず当面の間はПРАКТИЧЕСКИЙ КУРС КАЛМЫЦКОГО ЯЗЫКА ЧАСТЬⅠなる書籍を斜め読みして雑文を書いていく予定です。何か日本から入手可能でほかの有力な文献に心当たりのあるお方はどうかお知らせください。ロシア語は正直言って読むのがつらいです。

 身もふたもない話で恐縮ですが、基本的には下の英語版wikiを読めばおおむね解決するかなと思います。

https://en.wikipedia.org/wiki/Kalmyk_Oirat

 ですが、それで記事を終わりにしてもあまり面白くないので個人的な解釈を適当に書き連ねておこうと思います。簡単に調べた限り、そこまで本邦ではこの言語について言及している研究者の方はいなさそうなので…許されますかね?

 さておき、カルムイク語はロシア連邦内のカルムイク共和国のカルムイク人によって話されているモンゴル語族のオイラト語の方言の一つとされており、話者数は諸説あるようですがおおよそ10万人単位といった感じです。

 ほかのロシア領にて話されている言語と同様に、キリル文字を使用した表記が採用されています。ロシア語アルファベットに加えて Ә ә, Һ һ, Җ җ, Ң ң, Ө ө, Ү үが追加されているという感じですね。

テキストに使用されていた表

しれっとЖ жが表から除外されていますが、これは調べた感じロシア語からの借用語にのみ使用されるということのようですね。

 そこまでモンゴル語はわからないのであくまで憶測ですが、ざっと手持ちのモンゴル語のテキストと比較すると(共通の文字は)基本的にはモンゴル語のそれと音価は同じように見えます。そうでないものもタタール語やカザフ語に出てきたものと同じもしくは似た要素が多い感じですね。ただ、Һ һだけはカザフ語で言うとҒ ғの様な発音になっているという感じでしょうか。(私が確認した限りでは有気音と無気音として有声母音と無声母音を区別すると考える場合もあるようですね)

 そしてモンゴル語と同様に長母音と短母音の弁別が存在します。これは第一音節に同じ母音が二重に綴られている際は長く発音されるというのは確定しているようですが、第二音節以降のあいまいな母音は綴りとして省略されているのですが、これがどこに挿入されるか、そして第二音節以降で書かれている母音の長短は辞書等で確認する必要がするようですね。

 日本語資料、並びに英語資料は私の確認した限りではない、もしくはあってもたかが知れているものなので、(中国語でももしかしたら資料がなくはないのかもしれませんが、「オイラト語」として資料が豊富かと思われます。これらの相違は正直分からないので今後もロシア語媒体になる可能性が高いと思われます)、ロシア語媒体の文献をもとに記事を適当に書いていこうと思います。

 ロシア語はそこまで詳しくないため、記事の個々の部分が間違っている等がありましたらお知らせいただければと思います。それでは、また次回。

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