イタリア語のアルファベット ~新しく出てくる文字はナシ!~

イタリア語のアルファベット ~新しく出てくる文字はナシ!~

 Buon giorno! 東北大学言語研究会のhiraです! 工学部3年で、このサイトではドイツ語を担当してまいりました。

 私は現在ドイツ語と並行してイタリア語を勉強中です。ということで今回から、イタリア語の文法解説を書いてまいりたいと思います。私自身も勉強中なので至らない点もあるかとは思いますが、皆さんと一緒にイタリア語を勉強していけたら幸いです!

イタリア語のアルファベット

 イタリア語にはドイツ語の「ö」ような特有のアルファベットはございません。その代わり、「J,K,W,X,Y」は外来語にしか使われない文字となっております。一つずつ、発音を見ていきましょう!

AISエッセ
BLエッレTティ
CMエッメU
DNエンネV
EOZゼータ
FエッフェP
GQ
HアッカRエッレ

 以上がイタリア語のアルファベットとその読み方です。あれ、みんながいつも知ってるのと違う読み方だ…と不安に思われてる方はご安心を。アルファベットの読み方は特殊ですが、実際の単語や分での発音自体はほぼほぼ英語の通りです! いくつかのルールはございますが、それは今から解説していきます。

 ちなみに以下が外来語にのみ使われる、イタリア語の一般名詞には出てこない文字と読み方です。

JイルンゴXイクス
KカッパYイグレーコ
Wドッピオヴ

発音のルール ~文字一つについて~

 このセクションではイタリア語に存在するいくつかの発音ルールについて書いていきたいと思います。とはいっても発音のルールをすべて書こうと思うと長くなり、記事一つ分にしては過剰な量になってしまいます。そこで今回は文字一つ、例えば「c」単体で変わってくる読み方などについて書いていきたいと思います。

  まずは「c」について。この文字は後につく母音によって発音の仕方が変わります。まずe,iの前では「チェ」「チ」と読みます。「cenareチェナーレ(夕食を食べる)」などが例です。

 そしてe,i以外の母音、つまりa,u,oの前では「カ」「ク」「コ」となります。イタリア語ではKは使われませんが、代わりにこうしてカ行を表現しているのですね。「casaカーサ(家)」などが例です。そして「ケ」「キ」を表現するためには「che」「chi」という表記が使用されます。

 続いて「g」について。同じくこれも後につく母音によって読み方が変わってきます。e,iの前では「ジェ」「ジ」と読みます。「Boun giornoボンジョルノ(こんにちは)」という言葉にも含まれてますね。a,u,oの前では「ガ」「グ」「ゴ」と読みます。「gattoガット(猫)」などがありますね。

 最後に「z」について。これは「ザ行」で読まれる場合と「ツァ行」で読まれる場合の二通りがありますが、これは単語によって違うので逐一覚えていくしかありません。

まとめ

 今回は言語研初のイタリア語記事を書いてまいりました。学んだことは「イタリア語に固有のアルファベットはない」、「cとgは後につく母音によって発音が変わる」などでしたね。次回は同じくイタリア語の発音について、今回書き損ねたルールを書いてまいりたいと思います。

 皆さんがこの記事でイタリア語の世界に少しでも関心を頂けたら幸いです。それでは皆様、Arrivederci!

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